孔子の名言・格言集②

山東省は孔子の故郷。三孔など孔子にまつわる遺産がたくさん存在します。改めて孔子の教えに想いを馳せ、孔子の名言・格言をピックアップしてご紹介します。今回は、その第2集になります。
孔子の名言・格言集①はこちらから

孔子

われ、十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲するところにしたがいて矩(のり)をこえず。

意味

子曰く、、
「私は十五歳のとき学問に志を立てた。
三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。
四十歳になると、心に迷うことがなくなった。
五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。
六十歳になると、人の言うことがなんでもすなおに理解できるようになった。
七十歳になると、自分のしたいと思うことをそのままやっても、
人の道を踏みはずすことがなくなった」と。

孔子

人の己れを知らざるを患えず、人を知らざるを患えよ。

意味

他人が自分のことを分かってくれないと文句を言ったり心配したりするのはやめて、逆に自分が他人のことを理解していないことを心配するべき。

孔子

唯女人と小人とは、養い難いとなす。これを近づくれば、不遜なり。これを遠ざくれば則ち怨む。

意味

女子と器量の小さい者とは節度をわきまえず、近づければなれなれしく、遠ざければ怨みを抱くので扱いにくい。
~女性の立場からすると、いささか孔子に物申したい孔子の言葉ではありますね。

孔子

君子は文を以て友を会し、友を以て仁をたすく。

意味

人格者たるもの、学問を通じて友人をつくり、交友を通じて互いに仁徳を高めあうものだ。

孔子

寡なきを患えずして、均しからざるを患う。

意味

富の分配が少ないことには、あまり心配する必要はない。 それより、分配が不平等だ、不当だと、人民が不満をいだくことを心配する。

孔子

仁者は憂えず、知者は惑わず、勇者は懼れず。

意味

知恵のある者は惑わされることがない。仁徳がある者は憂いがない。勇気があるものは、恐れることがない。

孔子

三人行けば必ず我が師あり。その善なる者を択び、之に従い、その不善なる者はこれを改む。

意味

私とあと二人の人物がいたならば、私は必ず師とすべき人を見出すことが出来る。善い人の良いところを見習い、善くない人の悪いところを自分にあてはめて正すのだ。

孔子

天下道有れば、則ち礼楽征伐、天子より出ず

意味

天下に道があれば、礼法や音楽といった文化や異民族に対する征伐は天子から起こる。
天下に道が無ければ、それらは諸侯より起こる。
諸侯から起こった文化や治安など10世代以上続く事は少ない。諸侯に仕える大臣達から起こったものなど5世代以上続く事は少ない。さらにその家臣達から起こったものなど3世代以上続く事は少ない。
天下に道があれば大臣達が政治権力を握ることなどなく、民衆が政治に文句を言う事も無い。

孔子

君に事えて、数すれば則ち辱められ、朋友に数すればここに疏ぜられる。

意味

君主に仕えてあまりしつこくすると、かえって軽んじ侮られることになる。友人と交わってあまりしつこくするとかえって疏んじ嫌われることとなる。

孔子

人能く道を弘む。道、人を弘むるにあらず。

意味

人々こそが真理の道を高めるのだ。真理の道が人々を高めるのではない。常に人間側の努力と向上が必要ということ。

孔子

君子は言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず。

意味

言葉が善いからといって行いが善いとは限らず、人が悪いからといって言葉も悪いとは限らない。
つまり人の上に立つ者は、言論の上手な人、弁のたつ人ばかりに注目して、その人を登用するようなことがあってはいけない。また、適切な意見であれば、どんな地位の低い人の発言でも、耳を傾けなければならない。

孔子

上知と下愚とは移らず。

意味

最上の知者は悪い境遇にあっても堕落せず、最下の愚者は、どんなによい境遇にあっても向上しない。

孔子

われ未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らんや。

意味

自分はまだ未熟者で「生」を充分理解するに至っていない。
だから、より難しい「死」に関して理解などできていないし、議論することさえも、まだおこがましく僭越なことである。

孔子

人に事うるを知る者にして、然る後に以て人を使うべし。

意味

他人に使われてみて、初めて人を使うことができる。他人に使われた経験のない者は、人を上手に使うことができない。

孔子

四十五十にして聞こゆること無ければ斯れ亦畏るるに足らず。

意味

世間的にはさして地位や名声がなくても、いわゆる名士・有名人ではなくても、自らその環境の中で名が聞こえない、おるのやらあらぬのやらさっぱりわからない、お前おったのか、というようなことではつまらない。少しできた人間ならば世間はともかく、少なくともその仲間環境の中には必ず聞こえるものだ。

孔子

古の学者は己れがためにし、今の学者は人のためにす。

意味

昔の学者は己の修養のために学問をした。今の学者は人から評価されるためにする。
~あなたは、何のために学問をしますか?自分を省みたい孔子の核心をついた一言ですね。

世界遺産の三孔は、孔子ファン・三国志ファンの日本人も多く訪れる、山東省おすすめの観光スポットです。ぜひあなたも孔子の故郷を巡り、孔子の教えをもっと身近に感じてみませんか。