山東省の特産品~歴史と伝統にふれる旅~

天下第一村をくまなく巡る 周村古商城

周村古商城は、淄博市に位置し、明代・清代には北方の極めて重要な商業地区で、「天下第一村」の称号を持っていました。手工業と農業・副業によって繁栄、発展した古典的な商業都市です。その最も有名なものは、周村で初めて広められた絲綢(=絹織物)で、唐朝から清代・康熙(1662-1722年)、道光(1821-1850年)の時代まで、周村は常に発展し続けました。

天下第一村をくまなく巡る 周村古商城

昔の周村商城は現在の市街区域の西部に位置し、古風な風貌を依然として保っていました。主に、中大街、絲綢市街(=絹織物の街)、銀子市街(=銀の街)が中心でした。縦横に走る大通りと横丁の中に商店が林立し、看板が所狭しと並び、繁栄の様子は往時に劣りませんでした。

商業地区には、非常に多くの絹織物工場と店舗があり、80種類以上にも及ぶ絹織物を生産していました。輸出品種は20種以上あり、12の国・地域に販売しており、絹織物生産は、周村で長期にわたって栄えた伝統的な主要産業でした。
もう1つ、周村の古くからの主要産業は銅製の打楽器で、ここでは正式な典礼や民間の冠婚葬祭、廟宇・寺院で不可欠な、祭礼での重要な器物でした。また、これは非常に伝統的な中国の手工芸で、現地ではすでに300年もの歴史がありました。周村の銅製打楽器の特徴は、鳴る音がやわらかく、音色が正確で、音質がきれいで、反応が非常に早く、外形が美しく、手触りが滑らかであり、音色のすばらしさと外形の美しさを兼ね備えた銅製打楽器の伝説と言うことができます。

周村へ来て古い商業街をめぐり、旧時の繁栄を体験し、有名な絹織物の衣類を選び、 銅製打楽器の厳格な風彩・優れた音色を見聞きしてみてください。あれこれ選んで買うのも楽しく、素敵な音色に聞き惚れてしまうでしょう。ただし、もしも有名な周村の大酥焼餅を食べなかったとしたら、おそらく今回の周村の旅は不完全なものになるでしょう。焼餅(=小麦粉をこねて発酵させ、油や塩を練りこんで円形に伸ばして焼いた食品)とは呼びますが、ここの焼餅は丸くて厚さのある種類のものとは違い、薄くてパリッとして、ゴマがいっぱいついた薄い餅(=こねた小麦粉を焼いたり蒸したりした食べ物の総称)で、味は塩辛くもあり、甘くもあります。焼くことによってビスケットよりもさらに乾燥するため、長期間の保存に耐え、味は容易に変化しません。しかも、お手頃な価格のため、遠くからの観光客にとっても最も便利な携帯用の主食であり、またすばらしいお土産の一つです。